神道と天皇 2017 11 23 Labor Thanksgiving Day

 私は、何度も書いていますが、
天皇は、日本神道という宗教の中心に位置しています。
キリスト教で考えれば、ローマ法王に近い存在です。
 そういうわけで、天皇と皇室には、
儀式だけでなく、神秘性と宗教性が必要です。
 私は、皇室の永続性を願っていますが、
国民の多くも、そう願っているでしょう。
 そうであるならば、なおさら神秘性と宗教性が必要です。
宗教には、政治と違って、永続性があります。
 イエスキリストが生まれて、
2000年も経過していますが、
その間、地球を覆うような大帝国が何度も出現しましたが、
こうした大帝国は、川面に浮かぶ泡のように消えていったのです。
結局、歴史は、キリストの勝利で終わっているのです。
「我、すでに世に勝てり」(私は、すでに世に勝っている)
 しかし、多くの人は、こう思ったかもしれません。
イエスキリストが最後の時を迎えた時に、
弟子たちは、すべて逃げてしまい、一人になってしまったのです。
「それでも世に勝ったのか」と。
 しかし、「永遠に続く」と思われたローマ帝国も、
歴史の彼方に消えてゆき、
「悔い改めよ、神の国は近づいた」と、
イエスが述べたキリスト教は、21世紀においても輝いています。

神道 Shinto religion 2004 4 7

 現代の日本人は、神道について知らない人が多くなりました。
また、外国人にとっては、どのような宗教か、興味があるでしょう。
 旧約聖書に、創世記があるように、
神道にも、天地創造の話があります。
そして、天地創造の後、
タカマガハラ(高天原)に、現れた神が、三人います。
アメノミナカヌシノミコト(天御中主命)
タカミムスヒノミコト(高御産巣日命)
カムムスヒノミコト(神産巣日命)
 旧約聖書では、
アブラハム、
イサク、
ヤコブと連想するでしょう。
 さて、神道には、女神が登場します。
アマテラスオオミカミ(天照大神)
西洋の世界では、
聖母マリアを連想するでしょう。
 さらに、もう一人、女神が登場します。
その女神とは、ヒムカ(日向)です。
 このように、神道においては、
男性の神だけでは、「調和」や「優雅さ」、
そして、「美しさ」というものが表現できませんので、
女神が、重要な役割を果たしているのです。
 日本の国を表現する時、
「秩序」、「調和」、「優雅さ」というものがあるでしょう。
こうした大和心を、女神が表現しているのです。





















































































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